活動・雑感ノート

2002/04/13

野口塾 in 千葉が4月13日開催されました。

野口芳宏先生に初めてお会いしたのが、昨年4月29日の 「野口芳宏退官記念講座ビデオ」の撮影の時でした。 その時以来4回目の講座です。
お陰様で「野口芳宏退官記念講座ビデオ」も最近販売好調で 80セットに達しました。
http://www.sogogakushu.gr.jp/noguchisensei/main_3.html

今回は説明文の教材研究ということで、2本組の予定です。

10:30〜12:00@教しい教科書教材を使った授業(模擬授業)
       *中学年の説明文「便利ということ」太田正己(教育出版)
1:00〜 1:45A会員発表(土作彰、須藤史晴)
2:00〜 3:30B野口流・説明文の教材研究の仕方
3:45〜 4:30C総合的な学習の時間とこれからの国語授業(講話)
4:30〜 5:00D参加者からのQ&A

「技術は知識」「全員参加」「抵抗と限界」などのキーワードのなかで、研修の意味のお話は頷けました。研修=研究 + 修養。研究はするが、修養が ない。「修養とは自己改造であり、感化すること、究極は人格である」という お話は大変興味深かったです。

論理的で、納得できる表現はさすが野口先生だと感心しました。 私が思う「先生」のイメージ(TKFのコンセプト)とぴったりです。 先生のお言葉を拝借して、これからはTKFは修養の場という表現にしようかとも思いました。

また、参加者ひとり一人が壇上で感想を述べられたなかで、教師歴30年で云々という方(女性52才?)が、最近は慣れきった生活で、惰性で授業をしていたけれど、今日野口先生のお話を聞き、改めて勉強しようと思ったという 言葉が印象に残りました。 これもTKFの究極の目標なのです。

私がやろうとしていることは徒手空拳で、結局私が出来ることは野口先生のビデオを制作し、販売し、出来るだけ野口先生を多くの方に知って貰い、「発見」 「元気」「勇気」の基を広めることかも知れないと思いました。 (その方が早いし確実なのではないか!)

P.S. 会員発表された土作 彰さんの本の販売も好調です。 「ミニネタで愉快な学級を創ろうよ」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4313651179/ref=sr_aps_d_1_1/249-6135035-2157115
ミニネタの「算数公式Tシャツ」「内蔵Tシャツ」「目の日Tシャツ」等が好評で、販売の話も出てきています。

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2002/03/29

京都リサーチパークで、 「エデュテイメントフォーラム2002京都」e-学習をデザインする
http://www.kyoto-one.ad.jp/edutainment/ef2002/top.html
が開催され、29日(金)の2日目に参加しました。

26日大阪で開催された「教育・産業連携セミナー」におられた鳴門教育大の村川教授や茨木の小学校のS先生も来られていました。事例発表でも、京都教育大附属の小学校の上西さんもアントレの発表をしておられました。

昼前に入り、夕方までいましたが、 注目したのは、
立命館大学3回生の総合学習向けのアプリケーションの発表(企画段階)です。
mitefletch system 「ろっかくさん」「えりはん」 地域学習をエンターテインメントする。 http://www.designable.com/mite/
携帯端末を使い、地域学習に利用できるもので、なかなかよく考えられています。 ケータイ国際フォーラムで、「企業賞」を取り、実現に向け動き出すそうです。 大学生が考え進めていることはすばらしいとは思いますが、そのゲーム感覚の内容になぜか私は違和感を覚えました。

そして、最後の 「放送のプロから教わる仕事の楽しさ・厳しさ・面白さ 〜メディアリテラシー 教育における産学連携〜」S氏 守口市立K小学校教諭
なんと例のCECのプロジェクトの紹介でした。
http://www.cec.or.jp/kenkai/sangyo/sangyo01_2.html の11番です。

U洋行、Kテレビと制作会社の発表。 総合学習としての実践を紹介されました。 疑問があったので是非質問しようとしたのですが、いつの間にかすぐ後ろの席に座っておられた、鳴戸教育大の村川教授が全く同じ質問をされました。

それはKテレビに見学に行って、Kテレビを紹介するビデオを5年生の子ども達が制作したのですが、見学に行く前に関西テレビを調べて紹介ビデオの構成シナリオを考え、それに基づいて紹介ビデオを制作したのかという事です。S先生の答えは いや楽しくやればいいと言うようなもので、答えになっていませんでした。
関係者は何をしていたのでしょうか。体験学習をメディアリテラシーをどのように考えているのかわかりませんでした。限られた時間での発表で、このプロジェクトの実践のすべての内容ではないのでしょうが、これで国のプロジェクトに採択され、納品されたのかと思うと疑問が残りました。
われわれのプロジェクトが最善のものとは思いませんが、 少なくともやってよかった、楽しかっただけではないと思います。

終わったあと、U洋行の担当者はいなかったので、制作会社の担当者とは名刺交換しました。
今後のこともあるので情報交換などをしていきたいと思っています。

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2002/03/26

第2回教育・産業連携セミナーに参加しました。
TKFのMLに参加されているOさんの大阪府商工労働部の主催です。 思い起こせば昨年6月の第1回に参加し、Oさんと出会いました。 そして、今回は私を含めMLのメンバー5名が参加しました。

参加者は100名ほどで部屋いっぱいの盛況。 地球環境関西フォーラムのSさんはちゃっかり主催者のOさんとメールのやりとりをし、時間をとって貰ってPRもされました。私も最後の方で 5分ほど参加者の前で、TKFを紹介させて頂きました。

昨年の第1回での質問タイムで私の前に「ナレッジマネジメント」について質問された茨木市の小学校の先生も参加されていて、1年越しの恋人に会った様な気分で名刺交換しました。 途中、仕事がありお昼を挟んで抜けましたが、いろんな事例発表があり参考になりました。

なかでもMEF(NPO)の存在を知りビックリしました。民博の支援で活動しているNPOで、その民博の静止画・動画を使って学校の授業で 使って貰うという活動です。これってTKFの新企画と全く同じで、やばいと思い、早速終わってから話をされた理事の原田さんと名刺交換。得意技「遊びにいきます」を決めシメシメ。

関西大学の水越教授、鳴戸教育大の村川教授とも名刺交換。水越教授に大教大のM先生ともお会いしていることをお話しすると、ちゃんと覚えておられました。いや狭い世界だと感心しました。

村川教授も総合学習のビデオを発売されたり、講演で「ナレッジマネジメント」 の概念をはっきりお話しされていて、感心しました。名刺交換時にもナレッジ の話題で盛り上がりました。知る人ぞ知るナレッジです。

最近どんどん広がっていると自分自身で勝手に舞い上がっている今日この頃です。
(結果はでてないけど!!)

場所:マイドームおおさか8階研修会議室
主催:大阪府商工労働部   後援:大阪府教育委員会
対象者:小・中・高等学校教員、コンテンツ制作事業者、一般企業、教育関係者
テーマ:総合的な学習の時間における産業界との連携
内容:総合的な学習の時間に活用できるコンテンツの事例紹介と特別セミナー
コーディネータ : 関西大学総合情報学部教授 水越 敏行 氏 ====================================================================
<<特別セミナー>> 「全国の総合的な学習の取り組みから探る!
                       その可能性と課題、産業界への期待」
     (鳴門教育大学学校教育学部総合学習開発講座・教授 村川 雅弘 氏) ====================================================================
<<プログラム>>
10:00 開会
10:10 事例1.「ネットワークや地域資源を活用した「生き方」総合学習」
              京都教育大学附属京都中学校 (京都リサーチパーク梶j
11:00 事例2.「授業におけるネットワーク型ビジネスゲームの活用」
             札幌市立厚別中学校(潟Tンモアテック)
13:00 特別セミナー「全国の総合的な学習の取り組みから探る!
                          その可能 性と課題、産業界への期待」
15:00 事例3.「NPOと教員によるデジタル教材開発事例」
             (特定非営 利活動法人 MEF)
15:50 事例4.「グループウェアを使用した総合学習での取り組み」
             岡山市立三勲小学校(潟xネッセコーポレーション)
16:40 ワークショップ
17:30 閉会

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2002/02/23

授業道場「野口塾 in 大阪」が23日開催されました。

  ア.学力形成を保障する授業理論と実技の修得
     イ.教師人生を充実する相互啓発と交流の具現
  鍛える国語教室研究会
事務局  近畿教育サークル「かぎろひ」

会場は60名の先生方で熱気むんむん。盛況でした。 野口先生とのやりとりも活発でやっぱり関西ならでは。といっても参加者 は関東から中国地方からいろいろ。2/3はネットで開催を知り参加されたらしいです。野口ファンは全国にいらっしゃるのです。

最後に、参加者全員が一言お話をする交流会。いろんな先生がおられ、野口先生への質問や参加経緯説明、悩みの相談ありでほんわかした一時でした。

終わって2階の踊り場でタバコを吸っていると、階段で帰っていく参加者二人が話している声が聞こえてきました。一人の方が 「いやあよかったですわ。最近で一番よかったセミナーです。誘って頂いてありがとうございました」と興奮気味で話されていました。 主催者でもない私が、なんだか自分のことの様に幸せな気分になりました。

夜は懇親会二次会と盛り上がりました。私はノートPCでプレゼン、新企画のメンバー勧誘。野口先生も、横山さんも3名の先生もメンバーになっ ていただきました。野口先生との新しいビデオの企画も出てきそうです。

そして「野口芳宏退官記念講座ビデオ」が5セット販売できました。 ありがとうございました。
http://www.sogogakushu.gr.jp/noguchisensei/main_3.html

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2002/02/02

大阪市立大学Y教授と大阪教育大学M助教授共催の「キャサリン・ルイス先生を囲んで」の会があり参加しました。

キャサリン・ルイス先生はアメリカの方で、20年間日本の初等教育を研究されていて約50校を訪れておられるそうです。 日本語が堪能で、時々focusという単語が飛び交っていましたが、ほとんど問題なく聞き取れました。すごいの一言です。

(講演内容はメモ程度ですがご参考までに最後に記載します)

例の如く、講演後質問タイムがありましたが、現場の先生に譲りました。 私は気持ちを抑えてだんまり。 しかし私の母校N高専電気工学科の1年後輩の某通信系のNさんが質問されたので、私もと意気込みかけましたが、またまた白けてもダメだと思い沈黙に徹しました。(※非常に残念)

●懇親会で… キャサリン・ルイス先生と少しお話ししましたが、TKFの概念はあまり分かってもらえませんでした。いきなりということと、私の日本語(英語ではなく)がまずかったのかもしれません。後で「研究授業」の論文を読むとまさしくナレッジなのですが......。

大阪市立大学のY教授と院生の席に着くことができ、いろいろお話ししました。Y教授は私と生年月日が1日違いだとわかり、酔いに任せていきなり俺お前口調になり、言いたいことを言ってしまいました。 よくよく考えてみれば、偉い大学教授なのに....。私の得意技ですけど。
院生(男女各2名)にものせられ、楽しく歓談しました。でも若い人はいいです。
ということで、来週にでも大学へ遊びに行く予定です。
関西学院大学に続き市立大学でも教壇にたてるかもかもかも。

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「米国から見た日本の学校教育」

キャサリン・ルイス先生(Catherine C. Lewis)
ミルズ大学 研究教授(教育学部)

2002年2月2日(土)17:00〜19:00
於:大阪教育大学 天王寺キャンパス 中央館316教室

○日本の学校教育の長所

1.集団に帰属する喜びがある
  ・運動会、遠足、合唱 等 ・教師が平等に扱おうと細心の注意を払っている
  ・全人格教育 (→米国では学力別クラス)
  社会性、倫理観、体力、美的感覚など
  「思いやり」「元気はつらつ」などの態度も重要なこと→元気に遊んでいても誉められる
  →人間としての要求を満たされている
2.学ぶこと本来の喜びと正しい行動をとること自体の快さに重点が置かれている
   (→米国では賞罰主義 ※先生にも報奨制度があり「年間優秀教師賞」がある)
3.頑張ることを重視する
   ・「最後までやる子」「がんばる子」「努力」
4.反省の習慣
  ・責任を持つ行動、自習ができる
5.研究授業を行っている→※配付資料に詳しく記載 《ナレッジの集積と拡散:平井談》
  (→米国にはない。先生同士の競争心が強く壁となる)

○短所(疑問に思うところ)

1.集団の力が強すぎる 忘れ物を集団で反省する→いじめの発生
2.規則が細かすぎる
3.保護者と先生の関係
4.男女不平等 (理科離れは女の先生のせい?)
5.カリキュラムが高学年になると記憶が中心になる。低学年のカリキュラムはすばらしい。

○ジョン・デューイの言葉を紹介
「学校は、次世代の時代に自分たちが暮らしたいような社会の縮図でなければならない」

※配布資料:
・教育研究「どうか忘れないで、日本の小学校の長所を」1996年12月
・子ども学 KODOMO Science Vol.18(冬号)1998
  特別寄稿「日本の初等教育に学ぶ ー仲よしと反省の成果」
・大学教育出版 「人間発達と教育」民族誌学的観点 小林修典編
  第3章 授業は早く流れる川のように ー研究授業と日本の教育向上ー

 

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2002/02/02

授業中で静寂の校内を勝手に歩き回り、場所を探しました。

1年間の環境をテーマにした総合学習の取組みの総決算としての展示会です。会議室(大きめの教室?)の壁いっぱいに手書きの模造紙が貼られ、実物の展示もありました。

部屋にはPTAと思われるお母さんが数名おられ見学中。 私もゆっくり見学しました。
小学校5年生が一生懸命調べて模造紙に書き込んでいる姿が目に浮かんできました。2台のPCでは、子どもの自作の問題集があり、小学5年生 にしてはよくできていたと思います。(なんとHTMLで作ってありリンク しています。音楽付き)

担任の先生や子ども達に話を聞きたかったのですが、授業時間中でかないませんでした。

全体の感想:
・こども達がどう考え共同作業をしたのか?
・この展示会を開催して、今、思うことは何か?
・これからどうしようとしているのか?(次年度への繋がりは?→ナレッジ)
・校内だけではなく他校へのアピールや交流もあったのか?

と言うことが気になって仕方がありませんでした。やっぱり、総合学習はこの点が重要ではないでしょうか。 ハッキリそう思いました。

できれば先生にお願いして、取材に行こうと思っています。

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2001/12/19

関西学院大学の授業を参観。

仕事関係で20年来の知り合いである、シナリオ・テクニカルライターのS氏が10月より大学で非常勤講師としで授業を受け持っていると聞き、お願いして参観しました。

千葉大へいった時も感じたのですが、大学のキャンパスはゆったり時間が流れていて、まるで時間軸が遠くまで見える(?)ような感じで癒される雰囲気でした。 校舎は古く歴史を感じましたが、一歩中にはいると、最新のコンピュータ ルーム。三々五々に集まってくる学生は若く(当たり前!)生き生きしている。

90分2コマ(同じ授業)をみて、特別な感じはしませんでした。 どちらかというとS先生は何もしない、何も言わない(論評もなし)なすがままの感じ。勉強は自分でするもの、学校は友達を作るところという持論を実践されていました。

学生は1週間前に出されたテーマに対して、グループでPPTを使って発表するだけ。テーマはグループと個人の紹介。 PPTの出来はなかなかのもので、見たこともないアニメーションを使用してい ました。聞くとPPT2002で最新のバージョン。すごいアニメーションです。

小学校の発表もそうでしたが、大学生も一人一人の発表は口をもごもごしている だけで伝わってこない。みんなの前でしゃべるという経験をしていないからなのか、発声がなっていない。画像表現は大変面白いのですが、パフォーマンス(声、表 情、動き)に色がない。

と、偉そうなコトを思っていたら、突然S先生から「平井さんも何かしゃべり ますか」と振られ、5分間学生の前で話すことになりました。 テーマは「TKF」について。 私も本当は人前で話すということはほとんどありませんのでドキドキでした。

いざしゃべり始めると困ったことに自分の視線をどこに持っていくかということです。余裕がなかったからほんとうに視線のやり場に困りました。もうええわと言う感じでこちらをちゃんと見ていてくれる真ん中の列の3名ぐらいに視線を定め力を込めて最後は話しました。(早口でしゃべっていることは分かっていたのですが、最後までスピードをコントロールできませんでした。情けない)

最後の最後に言ったことは、「私は50才です。今まで3つぐらいの仕事を経験しましたが、去年からほんとにやりたいことに出会いました。みなさんももし今自分の方向性が決まっている人はそれに邁進してください。まだ見つかっていない人は何時見つかるかもわからないので、見つかるまで探し続けてください」 ということです。

私のプレゼンが終わったあと、S先生から酷評されさんざんでした。(-_-;)

でも大変有意義な一日でした。

 

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2001/11/28

大阪府堺市の小学校の研究発表会に参加しました。

大阪教育大学のM先生にご紹介頂き実現しました。桜井市の教育委員会のY氏も参加。

受付を済ませ少し時間がありました。 少し肌寒い感じでしたが、青い空に雲が浮かんでいて、校庭で遊んでいる子供たちの歓声を聞きながら、なぜかとても幸せな気分になりました。ここが私の居場所ではないのかと強く感じました。

受付もPTAの方でお茶のサービスや机の出し入れもせっせと楽しそうにされているのをみて、地域ととけ込んでいる学校だという印象を強く持ちました。

●公開授業 > 『子どもが活(い)きる楽校(がっこう)』 > -環境と共生(人権・社会・自然)-

・ドッチボールが転がってきて私の足に当たったので拾い上げ投げ返してあげのにお礼の言葉がなかった。 → 少し気分を害する。
・玄関のこどもたちの制作した立体オブジェ(折り紙)に感激 →うまいヘタではなく迫力があった。
・最初はどこを見たらいいのかわからなかったのでまごまごしていたが、慣れてくると1年生も3年生も見たくなって動きまくる。
・デジカメを持って行ったので撮りまくった。
・授業の内容はよくわからなかったけど、子供の表情、先生の声など 印象は伝わってきた。
・渡り廊下にポツンとあった雑巾の入ったバケツが印象的←学校の匂い
・4年生の授業が環境についての発表で、太陽エネルギーや風力発電についての演劇をいた。←別件で「環境」についての国プロに申請したばかりなので、大変興味があった。

⇒結局素人の私は授業内容は全く理解できず雰囲気を体感しただけ!

●先生による実践発表

Yさんとともに最前列の真ん中に着席(体育館のすきま風の寒いこと) ノートPCを6台並べプロジェクターにつないでPPTでのプレゼン。 各学年の発表毎にケーブルを差し替え、段取りの悪いこと、繋ぎ変えた 時にプロジェクターが写らなくて何度か危なかった。 せめて1台のPCに入れておいた方がええのに。 でも若い先生が慣れた手つきで動いておられすごいと思った。

ここでも実践の内容はヨクワカラナイノデ、PPTの画像と発表者のしゃべり方 に集中。私もPPTについてはプロなので、厳しくいうとぜんぜんダメ。 発表者の声ももごもごしていて一本調子。もっと練習した方がええで。 そんな状況で子ども達の発表の指導は大丈夫? でもでもやはり熱心さは伝わってきた。

●最後にM先生登場の対談

とにもかくにもMさんの発言に耳を傾ける。
失礼ですが、Mさんを私は誤解していました。まあ大学の助教授やから そこそこのコトはお話しされると思っていましたが、驚きました。 その見識の高さ深さ、発言の趣旨が明確で、時々難しい言葉や英語が出てくるので、大変でしたがとても勉強になりました。

特に3つの『 I (アイ)』 Interest、Inqure、Interact のお話は興味深かったです。また、「一人一人が責任を持って解決していく。社会をつくる人間を育てる」。勉強と研究(探求)の話。みんなみんなキーワードとしてしみ込んで来ました。

いつも大学の先生の部屋に遊びに行ったり、酒場で学生と飲んだりした時には全くその片鱗も感じられなかったのはなぜなのでしょうか。ゆっくりいろんなお話を聞きたいと思いました。

私は仕事が残っていたので対談の途中で退席したのですが、最後まで聞きたかったので本当に残念でした。

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2001/10/28

昨日(10/27)東京新宿で「第5回○○会議」があり参加しました。
先生を中心に何社かの教育関連の企業も参加して、新しい教育素材を開発するという目的の会議です。私は第一回から参加しています。

参加したメンバーがそれぞれの取組みを発表します。 いろんな展開の発表がありました。
10/27の日経夕刊に紹介されたN先生のHP http://www.sabah.edu.my/meiko/ があり、340もの漢字のGIFアニメをご自身で制作されています。 なんとサーバーはボルネオです。

また、プロ顔負けのイラストをたくさん描いておられるM先生。ほんまにうまい。そのイラストをみんなでどう使うか意見の述べるのですが、 これがまたいろんな意見が出て面白かった。何かに化ける可能性を感じました。

さらに、S先生は算数の問題を工夫して物語り風の展開で面白くしていて、また、イラストもあり楽しそうでした。そこで、上記のイラストのうまい先生が、その問題に対応したイラストを描きますとおっしゃって、新展開が生まれました。

そうこうしていると、G教育新聞社のかたが乱入してきて、これからの新規事業のデモをされました。 それがなんとTKFの実際版というかいろんな「指導案」を先生方にUPして貰って共有するというものです。 やられた!!と正直思いました。さらにさらにそのサイトの製作会社がなんと「デジタル・ナレッジ」という会社です。

いやーほんとに刺激的な一日でした。 デジタル・ナレッジは基本的にはe-learningの会社で参加された方と 仲良くなり、来週大阪に来られるということで会うことになっています。

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2001/10/21

第一回「野口塾」が奈良市内で開催され参加しました。
ほんとは「野口芳宏退官記念講座ビデオ」の販売が目的でした。

詳しくは http://www1.kcn.ne.jp/%7Enikuo/newpage1.htm をご覧下さい。

約40名の先生方が集まっての講座(模擬授業)が2コマと野口先生を囲んでの茶話会。
ある先生は群馬から、三重から、和歌山から来られ熱心に聴講されていました。作文の時間があり私も最後尾に座っていましたが、講座料を払っていることだしと思いチャレンジ。しかし、全く書けません。先生の作文の「題」に対して理解できなかったのです。小学3〜4年生の作文の時間に全然ついていけない自分が情けなくなりました。(もともと作文は苦手中の苦手 (^_^;)(^^;)^^;(-_-;) )

何がすばらしいかと言って、午後からの先生を囲んでの茶話会で、集まって来られた先生方が一言づつお話をされたことです。人前で話すことに慣れておられない先生もおられ、とつとつとしゃべられる内容にも感動しました。 また、野口先生がそれぞれのお話に対して意見を述べられるその毅然とした態度、言葉がいいのです。気持ちよく突き刺さるのです。若い女の先生は和歌山の奥のほうから来られ、地方にいても情報はちゃんと収集しなければとインターネットにアクセスして、今回の講座にわざわざ何時間もかけて来られたのです。

若い2年目の先生とベテランの先生お二人が実践を発表されたのもよかったです。
いつもこういうセミナーで思うこと、当たり前のことですが、わざわざ遠くからでも参加される先生方は真面目で深く考え努力をし、頑張っておられることがよく分かりました。

いろんなお話を聞き目から鱗が落ちて落ちて落ちて、山の様に積もっていました。その山を蹴散らしその部屋を出るとき生まれ変わった自分を感じました。

P.S.
新しい出会いもあり充実した一日でした。「野口塾」はこれから全国で開催される予定ですので皆さんも是非参加してください。(12月8日群馬、2002年2月23日大阪)

で、ビデオはお陰様で3セット販売できました。感謝感謝!

 

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2001/09/14

「情報経済基盤整備事業および地域産業教育情報化推進事業」公募結果が発表されました。
http://www.cec.or.jp/kenkai/sangyo/sangyo01_2.html
【経済産業省、情報処理振興事業協会(IPA)からの委託により、(財)コンピュータ教育開発センター(CEC)が事務局を担当】
2件の申請に関与して、待ち遠しい発表でしたが、結果は1件は採択され、もう1件は不採択でした。

この事業の目的は、
○産業界のノウハウを活用した授業を行うための授業計画、教材作成を行い、実際に授業を実施すること。また、副教材となる画像素材を作成すること。
○その授業には必ず産業界のノウハウを持った人材が参加し、児童・生徒からの質問に答えたり、あるいは産業の実態及び関連する事柄について分り易く説明・紹介すること。
○その結果、児童・生徒の産業や当該分野に係わる理解・関心を高め、学習の参考となること。

また、その授業内容とともに、それに関連する教材・副教材(自由に利用できるよう著作権処理を行った画像素材)をインターネット等を利用して広く普及をはかることを目指しています。

つまり、全国の小中学校でUPされた画像コンテンツを利用し、それぞれの学校で授業ができるということです。

TKFの概念と重なる部分があり、今後5年間継続される公募らしいので、これからも是非関わって行きたいと思っています。

 

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2001/08/12

8月12日日本教育新聞主催「教育セミナー関西2001」日本教育の再建・学校ルネッサンスが大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で開催されました。

11日もあったのですが、二日で¥10,500は高いので2日目だけ参加して¥7,000。
先月、千葉大でお会いした明石教授が出席されると聞き参加しました。
大阪国際会議場も初めてで、メインホールは約2〜3千人入る大きさ。 参加者は約1000名ぐらい。なぜか年配の先生が多く男女は半々くらい。

午前中の文部科学事務次官のお話は紋切り型で、少し彼自身の自慢、 歴代首相との調整の話しや云々で、で、どうしたいのかよくわからなかった。 次の鈴木敏恵さんは2度目の講演で相変わらずエネルギッシュで分かり易い内容でよかった。入り口の書籍・ビデオ販売コーナーでも見かけました。
昼からの「中学生の演劇」もよかった。そんな場面でもなかったけど、なぜか涙が止まりませんでした。 どうしたんやろ。

そして、パネルディスカッション。 メンバーは野口克海氏、明石要一氏をはじめそうそうたるメンバー。コーディネーターは大阪市教育センター所長の浜田邦男氏。 進行の都合でしょうが、順番に8分づつ意見を述べ、それを3度繰り返し、 それぞれの意見がばらばらで脈絡はなく、表現が違うので、司会者もおっしゃって おられましたが、訳が分からない状態。特に川上氏の発言の内容が総体的で分かりやすかったけれど、他の皆さんとの距離はかなりあったように感じました。

広島の高校の校長山代氏の発言内容は具体的で分かり易かった。 私は、明石教授に挨拶しようと最前列に座り聞いていました。 突然、質問の受付が始まり、すこしドキドキ。後ろは見えませんが、1000名も いるのだから、何人かの人が手を挙げるだろうし、私は教師でもないし黙って いようと思いました。10秒ほどして、一人の方が山代校長に質問し、そして、 「あと一名の方の質問を受け付けます」との司会の声。そして、また10秒 .......。 誰も手を挙げない。「貴重な時間ですので.......」の声を聞き、やはり、私が手を上げました。(どうして誰も質問しないのでしょうか???)

「山代校長さんのレジメにもナレッジマネジメントという言葉があり、先生の知恵を学校の知恵にとあります。私もこの考えには大賛成なのですが、他のパネリストの方のご意見をお聞かせ願えないでしょうか」と質問しました。 他の4名のパネリストの目が点になったのはすぐ分かりました。もしくは下を向く。 司会者の判断は素速く、結局山代校長に発言を即し、校長はその取組みを話され終わり。司会者が私にパネリストの発言が聞けなかったことを謝罪されましたが、なんかホールの雰囲気は最悪で、結構私もばつが悪く、よけいな質問をしてしまったと反省しきり。
あーあ、またやってしまった。「ナレッジマネジメント」という言葉がなじみがなくて理解されないのでしょうか。これからはこの質問はやめておこうと決めました。
(今までのいろんなセミナーや会合の中で唯一鈴木敏恵さんだけがナレッジマネジメントという言葉を使っておられます)

やはり、TKFの概念はまだまだ受け入れられないのでしょうか?

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○【特別講演】学校・家庭・地域の新生―学校が良くなる、教育が変わるー
  小野 元之(文部科学事務次官)
○【課題講演】21世紀を生きる「意志」―メディアリテラシー&ポートフォリオ―
  鈴木 敏恵 (未来教育デザイナー、千葉大学講師)
○【演 劇】生きる力が育つ創作劇活動
  大阪府中学生演劇祭優秀校による創作劇上演
  解説:佐藤 良和(生涯学習推進研究センター理事長)
○【パネルディスカッション】これからの教育・これからの学校
  浜田 邦男(大阪市教育センター所長=コーディネーター)
  野口 克海(園田学園女子大学教授、前大阪府教育委員会理事)
  明石 要一(千葉大学教授、教育社会学)
  今井佐知子(日本PTA全国協議会会長、中教審委員)
  山代 猛博(広島県立誠之館高等学校長、前マツダ(株)国内販売本部主席)
  河上 亮一(埼玉県川越市立城南中学校教諭、プロ教師の会代表)

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2001/07/21

知人の紹介で千葉大学 明石要一教授主催の「SG会」に参加。

千葉大卒の先輩や千葉大の学生、その友達の他の大学生など約40名ぐらいが参加されました。

夕方6時から8時ぐらいまで、参加者のいろんな実践や考え方の発表があり、多種多彩で大変面白かったです。こういう集まりに私の様な門外漢がいることに違和感なく受け入れていただいていることが嬉しかった。

私は約30年前に奈良の高専を卒業したので、大学の経験がありません。木々が鬱そうと生い茂ったキャンパスも歴史を感じたし、学生と教授の活発なやり取りの雰囲気もよかったし、まるで49才の私も一学生にもどった様な気分になりました。

学生の発表で「夢をつかむ学校」を創りたいというのがあり、中身はたしたことはないのですが、そう言うことを考えているということに驚きました。また、本気ではないと思っていたのですが、懇親会の席で隣り合わせになり、いろんなお話をしていて、同じ考えをもつ仲間6人で毎月会合を持っていると聞き、さらにビックリ。
いやあ若いと言うことはすばらしいとなにか彼らのエネルギーを貰った様な気分になりました。そして、いつのまにか乗せられて彼らの毎月の会合に出席するような事になってしまいました。やれやれ.........。

明石教授はざっくばらんな方で、8月にセミナーで大阪に来られる聞き私も参加することにしました。
その時にまた、いろんな教育関係者の方々にご紹介していただこうと思っています。

何事も繋がりです。
着々と進んでいるのかどうかよく分かりませんが、とにかくエネルギッシュに頑張っています。
と、自分で思っておきます。

 

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2001/06/16

「教育コンテンツ流通・活用促進セミナー」に参加。

大阪教育大学附属池田中学校でのメディアリテラシーの実践と大阪市立扇町総合高等学校での情報教育の取組みの報告がありました。

休憩時間に池田先生と名詞交換。 そして、私のTKFの取組み、今の考え最近感じている教師間では情報の共有意識が全くないなどの話をしました。

言わなくてもいいのに、あとのパネルディスカッションでそのことを質問するつもりだということも。

いよいよパネルディスカッションが始まり、 2名のパネラーのご意見があり、司会の関西大学教授の進行で質疑応答開始。
いきなり手を挙げるのもどうかなと思い、だんまり、だんまり、誰も手を挙げない、 うーんと思った瞬間、一人が手を挙げ、すこし間がありまた挙手、そして二つの質問に対して、何人かの先生がお答えになり、そして、再び挙手タイム。

もうそろそろと思った瞬間、後ろの方の茨木の小学校の先生が発言し、あーでこーでナレッジマネジメントが・・・・。えっえっなんて。思わず頭が真っ白で、 やられたと思いました。 小学校の先生に「ナレッジマネジメント」と言われた日にゃ!!ショックでショック。 「時間がないので最後にもう一人の方の質問を」という司会の教授の声に反射的に左手を挙げました。

「えーかやのひらいですこんてんつせいさくをしております。さきほどのしょうがっこうのせんせいもおっしゃっておられましたが・・・・・・・・・・・」 ハッキリ言いました。今日の先生方の実践報告は、りっぱだと思いますが、その工夫された実践を同じ学校で他の先生方と共有されていますか?同じ学校内、 同じ市内の学校で、県内の先生方の取組みを共有されていますか。そういう意識がありますか?・・・・。

質問を受けて、教授はおっしゃいました。最近我々も授業を撮影して他の大学の先生方に見てもらっています。助教授は、確かに先生方との共有はないですねとハッキリおっしゃいました。

重苦しい空気の中、定刻の6時でセミナーは終了しました。 私は大谷大学助教授とナレッジマネジメントを発言された小学校の先生に挨拶 したかったので、少し席に留まり間合いを計りました。助教授と名刺交換普通に話したのですが、助教授はおっしゃるとおりです、おっしゃるとおりですと言われ、こちらが恐縮しました。

そして、ナレッジ発言の先生を捜していたら、セミナーの主催者が私に近づいてきて挨拶するのです。大阪府商工労働部商工振興室 新産業課 新分野育成グループの方で、よくわからなかったのですが、彼もコレ(ナレッジ?)をやりたかったらしく、この前のEスクエアプロジェクトに申請して落ちたと言われました。
実は私もでして.............。

来週早速遊びに行くことにしました。

池田先生、川田助教授をはじめいろんな方と出会えてよかったです。

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◆主催:大阪府、(財)関西情報センター
◆後援:大阪府教育委員会、近畿経済産業局、近畿総合通信局、 大阪商工会議所等
  【セ ミ ナ ー】 (14:00〜15:30)
  T.「中学校におけるメディアリテラシーの実践と課題」
     〜webページ版ポートフォリオ評価の可能性〜   
    大阪府教育センター 指導主事 今田 晃一    
     (前大阪教育大学附属池田中学校教諭)     
     大阪教育大学附属池田中学校 教諭 野村 美幸 
  U.「高等学校における新しい情報教育の取り組みについて(仮題)」
      大阪市立扇町総合高等学校 教諭 池田 明
 【パネルディスカッション】(16:30〜18:00)
    「これからの教育コンテンツの開発とその活用における課題(仮題)」
       コーディネータ:関西大学教授 水越 敏行
        パネラー:大谷大学助教授      川田 隆雄
              大阪府教育センター    今田 晃一
              大阪市立扇町総合高等学校 池田 明
               京都リサーチパーク      原田 紀久子

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2001/06/01

やっと完成し、いよいよ「野口芳宏退官記念講座ビデオ」発売開始。

はや、MMでの告知を受け五十数件の申込がありました。うれしいことです。出来るだけ全国の多くの先生方に見ていただきたいと思っています。編集、修正、最終チェックを含め5回ほど繰り返し見ましたが、その都度発見があり、また先生の顔のアップや表情が子細に見ることができ、映像としての価値があると自負しております。

大々的な宣伝はできませんが、じわじわ浸透していけばいいなあと思っています。

どうかよろしくお願いします。

http://www.sogogakushu.gr.jp/noguchisensei/main_3.html

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2001/04/29

東京江戸川区総合区民ホールで野口芳宏先生の講座を撮影しました。

約80名の全国から参加された先生への10:20から16:00まで3コマの講座。 とってもやさしく切々とお話される野口先生ですが、きっぱり言い切る厳しさも あり、やはりすごい方だと思いました。しかし如何せん私は教育者ではないし、ましてや苦手な国語なので、内容についてはよく分かりませんでした。

国語教育についての実績もお有りだし、著書も沢山ありますが、門外漢の私にも伝わってくるのは先生のお人柄です。それと教育者としての基本姿勢がすばらしいと思いました。

その一例
○担任によって子どもを伸ばし得ると同様に、担任もまたクラスの子ども達 によって
  伸ばして貰うことができるのである。
○「進みつつある教師にのみ人を教える権利あり」(ジェステルリッヒ)の引用
○授業とは「向上的変容を保証する」ということ
○新しい試みから、新しい発見が生まれてくる。
(教室音読で鍛える-上- より)

最後に、今までの先生方の集まりでいつも感じる不満、聴衆の動き(感動、気持ち) が少ないと言うことです。それとも先生というのは感情を表さないのがいいのか? 簡単にいうとノリがないということです。これは私だけの感じ方なのでしょうか? 高名な尊敬する先生の前で緊張されていたのでしょうか? 気持ちの交流を自ら妨げているとしか思えません。

講演が終わって、野口先生を囲んで約20名で懇親会。
朝からお腹の調子が悪くむかむかしていたので気分は最悪。 美味しそうな料理が並んでいても全然食欲が出てこない。 (こんなことは滅多にない!!会費分は回収する)

片隅で目立たないようにウーロン茶を飲んでいたのですが、 某氏に呼ばれ、J氏を紹介していただきました。 J氏は千葉の小学校教師で、15名の不登校生の面倒を見ているそうです。そこで、不登校生へのアプローチとして彼の提案を聞きました。私はすばらしいと即答しました、是非やるべきだとも言いました。 いくつか私のアイディアも言いましたが、彼も矢継ぎ早にいろんなアイディアを出され話が盛り上がりました。

それだけのやり取りが何故か私の胸に響いたのです。 J氏の思いというか熱意がダイレクトに伝わってきたのです。 彼の日常の行動が彼の目線の映像として私の脳裏を駆けめぐり、 どうしようもない想い、苛立ち、情けなさとともにそれでもなんとかしようという気持ちの高揚が私にそう思わせたのでしょうか。 J氏のお人柄はその時会っただけなので分かりませんが、素直に感動しました。

彼に対して感動もしましたが、私が「ぜひ、やってください。」と言った言葉に対して彼が何かを感じてくれたそのことに感動したのかも知れません。単純に気持ちがいいというか清々しさを感じました。

私が彼を勇気づけたとして、私も彼に勇気をもらいました。

これまでの全く知らなかった世界ですが、TKFを開設してからの5ヶ月間にいろんな人と出会ってきました。 Mさん、Yさん、Nさん、Tさん、その他大勢の先生、教育関係者と会ってお話ししました。そして新しいプロ ジェクトを立ち上げています。 今までの日常のパターンでは絶対に巡り会わなかった人々です。

野口芳宏先生のことば 「新しい試みから、新しい発見が生まれてくる」

いま、わたしはその真っ直中です----------

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