活動・雑感ノート

2004/04/07 大阪市立大学での講義?

3月30日と4月5日に大阪市立大学へ行きました。
矢野教授の依頼を受け、来年退官される先生の記録ビデオを制作しようという学生達に基本的な映像制作の概念をお話ししました。

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木野茂研究室 http://homepage2.nifty.com/yukidon/skino.html
連続13回の講義です。 第1回目は今週9日。面白そうですし、
第1回目は心配ですので 覗きに行こうかと思っています。
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5日は2回目なのでPPTを3枚作って、本番で使用される講義室のプロジェクターで話をしました。
PPT1枚目は、カメラ撮影の画角の話し、2枚目は2台のカメラポジションと役割、そして3枚目は編集の基本形と注意事項です。

【注意事項】
1. 音声収録は重要である。(ライン入力が基本)
2. 編集方針を決めて撮影する。(1カメ、2カメの役割も明確に)
3. カメラの寄り引きの配分を考える。 (バストショットが基本;中途半端なサイズはやめる)
4. 捨てカットも撮影する。(聴衆の画など、編集点に使用)
5. 1カメ(メインカメラ)音声ベースに映像を上に繋いでいく “インサート編集”が基本。
6. 音声の繋ぎは言葉の切れ目と話の内容の切れ目に注意しながら繋ぐ。
7. 画面転換には無用に多くの種類の効果(スライド、ワイプなど)を使わない。 カット繋ぎが基本。
8. 著作権に対する基本的な考え方は?

映像は1カットに沢山の情報を持っているので、撮影・編集方法により意味が違ってきたり、誤解される場合があります。冗長な映像も見ている側には苦痛です。
学生のみなさんに最後に強調したのは、見る人の気持ちになって作ることです。なにげなく毎日見ているテレビ番組も実際自分が作り手になって分かることもたくさんあるでしょう。 これこそメディアリテラシーです。

木野教授に大体の授業内容をお聞きし、実際のカメラ位置を確認。 机椅子のレイアウトも決めました。 6名ぐらいの学生が持ち回りで撮影・編集するそうです。 13本も作れば分かってくることがあるでしょう。
7月まで学生主体のMLに入ってアドバイスしていくつもりです。

矢野教授へ
これはこれで、充分単位を1つ取れる内容では無いでしょうか。 『映像情報コミュニケーション論』として。
私、特別講師で行きますけどv(^o^)v

また、大好評「映像プロデューサーとは 〜コミュニケーション論にかえて〜」 の講義依頼も
お待ちしております。

 

 

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