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HNK「赤とんぼ」vol.8 寄稿 2004/02/08 P29
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夢みることがあります……
今春から1年間奈良高専と大和郡山市が、高専の教員を小中学校16校へ派遣するという協定を結びました。奈良高専の教員82人が「スーパーサイエンスの達人」として理科や総合学習の時間に出前授業をしたり、高専の施設を使って授業をします。 出前授業には学生もアシスタントとして参加します。学生には教育効果も期待できますし、すばらしい取組みだと思います。ぜひとも成功し、またこの取組みが全国にある62の高専に広がり地域に貢献できることを願っています。 そこで提案です。 全国高専のネットワークを作り、理科教育のカリキュラム開発や教材制作の情報を交流・共有し活性化することを目的にAKSEC(All Kosen Scientific Education Community)を設立します。全国高専教員約5,000名(@80名×62校)のネットワークが実現できればすごいパワーがあると思います。ひとりが一つのカリキュラムを提出すれば、それだけで5,000の事例が集まります。二つで10,000件です。何でもできるかも知れません。夢のヒューマンネットワークです。HNKはオブザーバーとして、また社会での経験を生かしたゲストティーチャーとして登録し参加しましょう。 そのAKSECのネットワークでは毎日こんなことが起きるのです。例えば、AKSECのホームページにUPされている福井のA先生の出前授業の事例に秋田のB先生が新しい内容を付加して実践し結果をUP。それに触発された新居浜のC先生が更に工夫した教材を使ってすばらしい授業を実現する。その教材にはC先生の研究室の5年生D君のアイディアも含まれている。その出前授業を見ていた新居浜小学校のE先生がその考え方を取り入れた授業をやり始める……。これこそが知の共鳴、知のダイナミクスです。
全国の高専ではすでに何年も前から様々な公開講座を開催し、さらに出前授業を実施されています。自作した実験器具や教材を貸し出されている高専もあります。それらを出発点にして、広くみんなから情報や考えを集められることから始めましょう。
あっという間です。 こんな毎日が夢ではなく、もうすぐそこまで……… |
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